連日GROWTSの2階では夜な夜な仕事を終えたコーチたちが集まり、あーだこーだ言いながらW杯を観戦しています。
日本代表は決勝トーナメント1回戦でクロアチアとの激闘の末敗退しましたが、日本サッカーの未来に繋がる戦いを見せてくれたと思います。
そして改めて自分たち指導者もこれからの日本サッカーの一端を担っているという感覚を持ちました。
今回の日本代表の戦いで日本中がサッカーに注目しました。クロアチア戦、ABEMAの視聴数は約2343万だったと言われています。
サッカーが強い国にとってサッカーとは、スポーツという枠を超えて「文化」です。幼い頃からサッカーを観るのが当たり前で、大人と同じようにサッカーをします。その国の文化や環境が人(選手)を育てるのです。
私はGROWTS事業の一環で、小学生〜大人まで幅広い選手のパーソナルトレーニングを担当しています。
その中の1人に中学3年生の選手がいるのですが、彼との時間をいつも楽しみにしています。決してサッカーの能力が高いというわけではないのですが、毎回何かを吸収して成長していく姿を見るのがとても楽しいです。
選手としてのレベルが上がることはもちろんですが、それよりもサッカーを通じて「人が成長する」ことに喜びを感じます。
先日、その彼がトレーニング後に「コーチ、カタールのお土産です。」とサラッとお菓子を渡してきました。その瞬間「あ、彼は将来Bigになるな」と直感しました。世界との距離が近い。そういう教育を受けてきたんだなと。別にサッカーでなくても良い。仕事でも、人としてでも大きく育ってほしいと思って選手たちと関わっています。
広い世界を見て、たくさんの経験をして、彼らや周りの人の人生がより豊かになったら最高です。
サッカーは人生を豊かにしてくれる。